柿は好き嫌いがけっこう分かれる果物だと思う。
初物とか、旬の物とか。
20代の頃気にかけた覚えはほとんどない。
柿を友人からいただいた。
友達って正直ほとんどいないんだけど専門学生の頃の友達が勤め先の都合ですぐ近くに住んでいる。
車で15分くらいの距離。
専門学校は京都で友人は大阪が地元。
卒業すると広島に戻ったのでだんだん連絡を取らなくなった。
10年ぶりくらいに連絡があったと思ったら、すぐ近所で暮らしてる。
転職して研修で広島に来て、コロナで大阪に帰るタイミングを見失ったらしい。
何度か会ってるうちに卒業旅行とか2人で温泉行ったなーとか、ほとんど忘れてるようなことも話しながら思い出した。
卒業旅行とか行くからには相当仲も良かったんよなーって。
その事すら思い出して気づいた。
縁とかって言葉、昔はピンとくるものなんてなかったけど最近はこんなことで感じる時もある。
柿は子供の頃、苦手な果物だったけど最近はこれはこれで良いな。
なんて思う。
好きか嫌いかとはちょっと別のところで、これはこれで良いなって。
頂き物とかだと尚更。
何個かあると何日か間隔をあけて味の変化とかも楽しんでみる。
嗜んどる。とか一人で思う。
最後の柿たち。
果物感よりなんか彫刻感ある。
もう全体が密まみれでびっくりするくらい甘かった。
自然の甘さっていくら甘くてもおいしく感じる不思議。
今年の秋はこの柿だった。